FTM GID 性同一性障害

ガイドラインに沿ったGID治療開始

【第1段階】

●Ａメンタルクリニック初診
『1人目のGID専門医』2004年7月26日

●Tメンタルクリニック初診
『2人目のGID専門医』2004年10月20日

●身体検査
�@2004年8月6日(費用11350円)
検査内容:性染色体検査・ホルモン・生化学・血算
Aメンタルクリニックにてカウンセリング後、採血。
�A2004年9月6日(費用2480円)産婦人科にて、子宮内部の確認

●2人の医師の意見書
●A先生の意見書完成2005年2月23日 (意見書6000円)
●T先生の意見書完成2005年3月1日 (意見書3000円)

●改名
�@2005年1月12日裁判所にて改名について相談
�A2005年1月26日改名申請
�B2005年2月18日呼び出し日⇒即日、改名許可

【第2段階】

●ホルモン注射開始
2005年3月18日⇒エナルモンDP125
2回目よりエナルモンDP250(1A)
�@2005年8月まで2週間に1回投与ペース
(約半年)
�A2005年9月から3週間〜4週間に1回投与ペース
(約半年以降)

●乳房・乳腺切除手術
Nクリニック(東京の美容整形外科)
執刀医はA先生2005年5月16日

【第3段階】

●Ａメンタルクリニック
『1人目のGID専門医』2005年7月29日開始

●Kメンタルクリニック
『2人目のGID専門医』2005年11月12日初診

●ホルモン療法の効果判定(FTM)
2005年8月29日(費用2330円)
S産婦人科にて問診を受ける。

●A先生の意見書完成
2005年8月

●T先生の意見書完成
2006年5月

●性別適合手術の説明
2006年4月24日・埼玉医科大学総合医療センター
�@性別適合手術同意書
�A患者の私的情報の保護に関する意志表示書
�@�Aサイン＋印
性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン
（第三版）に実施の為、システムが変更。
システムが一時ストップ。

●埼玉医科大学・治療適応判定委員会
2006年12月
性別適合手術の適応であると認められる。

●海外SRSを決断。
術式は陰核陰茎形成術を希望していたが、色々と悩み実施せず・・。。

●Yanhee International Hospital
第1回目SRSは2007年5月末。（全身麻酔）
乳頭縮小手術は2007年6月上旬。（局部麻酔）

�@パスポート取得
�AHIV検査
�B英文での推薦状
�C仲介会社との契約

●Aメンタルクリニック
2007年6月(帰国後、初回125投与)
手術証明書を提出。

●泌尿科Iクリニック
2007年6月(検査費用2410円＋文書料2100円)
エコーでの子宮・卵巣全摘出の確認
性器の確認スケッチ及び男性化の確認

●性別の取扱いの変更審判
�@2007年1月12日
裁判所で申し立ての手続きについて相談
�A2007年7月3日
性別の取扱いの変更の申し立て(受理)
�B2007年8月20日
呼び出し日⇒即日許可!!

●Yanhee International Hospital
乳輪縮小手術は2007年12月上旬。（局部麻酔）
診察を受けたが壊死の危険性がある為、中止。

●スポーンクリニックとガモンクリニックへ行く
乳輪縮小手術について相談する。

●ガモンクリニック
乳輪縮小手術は2008年7月上旬実施して成功。（局部麻酔）
凄く腕が良いです！！

【はじめてのカウンセリング】

●2004年7月13日
某メンタルクリニック初診料3400円

台東区にある某メンタルクリニックに初カウンセリングに行く。
この某病院は、ジェンダークリニックのサイトを見て知った。
家から一番近いのでこの病院を電話で予約をした。
駅からも近い。
前もって予約を取ったけど、かなり待った。
名字を呼ばれ個室で専門医と会う。
これまでの人生について凄く深く聞かれた。
今までの家族関係や自分自身の事。
僕の家は、複雑なので説明するのに時間がかかり頭が痛かった。
カウンセリングを受けての僕の感想は、
専門医から強く上から物事を言われてる気分がしたので嫌な気分がした。
次は自分史を書いてくるように言われた。
個室を出る時に『次はいつ頃に来たらいいですか？』と尋ねると
『あなた以外にもGIDは沢山いるんだから、いつでもいいんじゃないかな』と真顔で言われた。
かなり専門医と僕の相性悪くて二度と、この専門医にカウンセリングされたくないと心から思った。
専門医と自分自身の相性は、カウンセリングを受ける上で凄く大切だと痛感した。
病院が遠くても相性のいい専門医を見つけようと心決めた。

【Ａ先生との出会いで僕は前へと進んだ】

●2004年7月26日
Aメンタルクリニック初診料2320円

家から少し遠いが、Aメンタルクリニックに行く事にした。
予約が要らない病院で待合室には沢山の人が待っていた。
名字を呼ばれ個室に入った。
椅子に座ると先生は、僕に「あれかな？」と尋ねた。
僕は、「そうです」と答えた。
先生は、性同一性障害（GID）の治療の流れについて、詳しく説明してくれた。
カウンセリングは通常約１年、 戸籍の性別変更までは約5年以上かかる事など具体的に説明してくれた。
治療費が高額なことに驚いたが、覚悟を決めて頑張ろうと思った。
自分史の書き方を説明され次回持参するようにとの事だった。

【カミングアウト】

●2004年7月30日
Aクリニック2回目治療費380円

この日までに正式に会社にカミングアウトした。
改名で使用実績を作りたいので給料明細の名前を『●』にして欲しいと頼む。
最初は断られたが何度も頼むと、会社の役員会議で決めると言われた。
返答待ちとなる。
同僚・友人・妹に『●』宛てに暑中見舞いを出してくれと頼んだ。
ガイドライン治療の流れや自分自身の考え、生き方を手紙に書き父親に送った。
自分史を持参して、先生に会った。
自分史の質問を幾つかされ答えた後に、今日まで行動した事について報告した。
話を聞いた上で次回は検査しますと言われた。

【身体検査】

●2004年8月6日
Aクリニック3回目治療費11350円

検査内容:性染色体検査・ホルモン・生化学・血算
カウンセリング後、採血した。
3週間後に結果が出ますと言われた。

【検査結果】

●2004年9月6日
Aクリニック4回目治療費1990円
性染色体は正常（女性）。
採血結果は良好で超健康児だった。
これからの、治療には問題はないと言われた。
治療が出来なくなる場合があるので
生活習慣や食生活に気を付けた方がよいとアドバイスされた。
｢次は、嫌な検査だと思うけど身体的性別の判断をするため、
産婦人科に行ってもらうけど平気かな？｣と言われた。
僕は、「平気です」と答えた。
先生は産婦人科への、紹介状を書いてくれた。
早く治療を進めたいので、その足で向かった。

【身体検査】

●2004年9月6日
某産婦人科治療費2480円

待合室での周りからの視線が痛かった。
内容は、子宮内部の確認。
器具を入れられ内部をエコーで撮影。
検査結果をもらい、Aクリニックに届ける。

【進展】

●2004年9月17日

Aクリニック5回目治療費4990円
給与明細を『●』でもらう事が、
10月分給与から認められることになった。
条件は診断書を提出すること。
この日、会社提出用の診断書をもらい、すぐに会社に郵便にて提出。
二人目の専門医に通う為の紹介状を書いてくれた。

【2人目の医師】

●2004年10月20日
Tクリニック初診料2320円

自分史を提出した。
自分史をT医師は見ながら質疑応答する。

●2004年11月24日
Tクリニック2回目治療費1340円
近況等を話した。

●2004年12月21日
Tクリニック3回目治療費1340円

同日 Aクリニック6回目治療費1330円
Tクリニックで3回カウンセリングを受けたことを 先生に伝えた。
ずっと僕が早く改名したいと相談していたら、
2005年1月に改名用の診断書を出すよと言われた。

【改名用の診断書】

●2005年1月7日
Aクリニック7回目治療費4330円

改名用の診断書を書いてもらった。

【改名に向けて】

●2005年1月12日

裁判所に改名について相談に行った。
個室にて相談員に改名申請書をもらう。
申請書の書き方の説明・改名方法や手順を詳しく聞く。
戸籍謄本を取り寄せなければならないので、
福岡の市民課に確認して手続きをした。

【改名申請】

●2005年1月26日

【改名申請をする】
●改名申請書
●収入印紙800円
●戸籍謄本一通
●性同一性障害（性転換症）の診断書
●80円切手5枚
●使用実績一部分を提出。

【今後の見通し】

●2005年1月26日
Tクリニック４回目治療費1340円

次回は、Aクリニックから意見書出たら来て下さいと言われた。
それから一週間程度でTクリニックの意見書が完成予定。

【意見書】

2005年1月26日
Aクリニック８回目治療費380円

２月の中旬に意見書完成するので、
３月に埼玉医科大学ジェンダークリニックで検討される。
早ければ三月末から第二段階治療に進む。
ホルモン治療・乳房切除の治療を受ける。

次ページでは、続きの第2段階の治療を公開しますので、参考になれば嬉しいです＾＾
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